視点
災害の公衆衛生,原子力災害の公衆衛生
安村 誠司
1
1福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座
pp.714-715
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208519
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2011年3月11日(金)14時46分に発生した東日本大震災により,岩手県,宮城県,福島県を中心に地震,津波により,1万5000人以上の方が亡くなり,また,2500人以上が行方不明となっている(2016年3月10日時点,警察庁).
今年4月14日(木)21時26分,16日(土)1時25分に熊本県,大分県を中心に震度7を記録する熊本地震が発生した.その後も余震が続き,死者が49人,関連死疑いが20人,行方不明者が1人(2016年5月24日時点)であり,最大時18万人を超える避難者がおり,その後減少するも多数が避難生活を送っている.
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