予防と臨床のはざまで
多職種産業保健スタッフが学び合う意義
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.518
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208469
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本連載で何度も取り上げているさんぽ会(多職種産業保健スタッフの研究会http://sanpokai.umin.jp/)ですが,すでに23年の歴史があります.vol.142では,活動の名古屋への広がりについて紹介しました.しかし,長い活動の間には存亡の危機に瀕したこともあり,月例会の参加者数が極端に減ったこともありました.
今回,私は,初代・福渡靖会長(順天堂大学医学部公衆衛生学教授,当時)から数えて4代目の会長に就任しました.事務局体制も一新したこの機会に,4月14日,「多職種産業保健スタッフの学びの場〜より実りある場とするために」をテーマに第228回月例会を開催しました.ストレスチェックや糖尿病重症化予防などの旬のテーマではなく,自分たちの学びの場をどうすべきかといういわば内向きの議論に,予想を大きく上回る70人以上の方が集まりました.関東圏の様々な大学・大学院から将来の産業保健スタッフを志向する多くの学生が参加してくれたことも嬉しかったです.
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