連載 [講座]子どもを取り巻く環境と健康・10
乳幼児のアレルギーと胎児期・小児期の可塑剤・難燃剤曝露
荒木 敦子
1
,
アイツバマイ ゆふ
1
,
岸 玲子
1
1北海道大学環境健康科学研究教育センター
pp.876-881
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208327
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連載第9回で宮下らは,世界各国でのアレルギー疾患の有病率の増加および発症の低年齢化の原因の1つとして,ダイオキシン類や有機フッ素系化学物質など残留性有機汚染物質(POPs)曝露による影響について述べた.本稿では,乳幼児のアレルギーの一因として,可塑剤・難燃剤として多くの日用品に汎用されているフタル酸エステル類・リン酸トリエステル類曝露による影響について,最近の科学的知見を紹介する.
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