研究ノート
死因と配偶関係との関連についての調査研究
駒井 恵美子
1
,
中野 英一
1
KOMAI・Emiko
1
,
NAKANO・Eiichi
1
1杏林大学医学部公衆衛生学教室
pp.841-844
発行日 1989年12月15日
Published Date 1989/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208080
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わが国の衛生環境が劣悪だった1900年代前半には,感染症により多くの命が失われたが,医学の進歩,公衆衛生の向上と共に感染症死亡は激減し,1950年代から脳血管疾患が死因の首位1)を占め,乳幼児死亡率の低下のみでなく,青年層,中年層の死亡率も低下した.
国民全般の生活環境の改善は目覚ましく,平均寿命の著しい延長と共に,主要死因も悪性新生物,心疾患へと変わってきた.
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