公衆衛生人国記
滋賀県—鎌田昭二郎先生の公衆衛生医人生
草野 文嗣
1
Fumitsugu KUSANO
1
1滋賀県彦根保健所
pp.711-713
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208043
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はじめに
地域保健活動はいかにあるべきか,その中での第一線機関である保健所はいかにあるべきか.この課題は全国的に,再三検討されてすでに久しい.これは,エンドレステープを回すように,終わりのない命題かもしれない.とはいえ,昭和62年度から63年度にかけて,厚生省では地域保健将来構想検討会を設けて,主として保健所のあり方を中心に検討をすすめ,平成元年6月にその報告書がまとめられ公にされた.
このような状況の中で,保健所問題を考えるとき,その活動の良否のポイントの大きな部分の一つを握っているのは,管理者であり責任者である所長である.保健所長は,地域保健活動のリーダーでなければならない.
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