紹介
滋賀県下における車いす調査について
大原 昌之
1
,
小川 一二
2
,
藤本 英策
2
1大津赤十字病院
2滋賀県障害者更生相談所
pp.331-332
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104029
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Ⅰ.初めに
人口の高齢化に伴い,車いすの需要は今後ますます増加すると思われる.しかし,車いす供給のシステムは複雑で,医師が車いすを処方してから実際に障害者に渡されるまでに,多くの手続きと時間を要しているのが現状である.
筆者は,1985年4月より滋賀県障害者更生相談所に協力を依頼され,障害者の個別相談や車いすの適合判定などに理学療法士の立場から援助を行ってきた.今回滋賀県障害者更生相談所にて行われた適合判定後給付された車いすが,障害者にどのように使用されているかを知る目的で調査を実施したので,その結果に若干の考察を加え報告する.
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