事例からみる保健相談
パーキンソン病患者の支援
杉浦 芳子
1
Yoshiko SUGIURA
1
1川崎市多摩保健所保健予防課
pp.206-207
発行日 1989年3月15日
Published Date 1989/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207899
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パーキンソン病は,さまざまな運動障害や自律神経失調症状,精神的な問題など,その時期に合致した治療法をきちんと受けることと,長い期間にわたって自分自身で,身体を動かしたり,対人関係を保つこと,食事その他の工夫で便秘をしないような努力や,呼吸器の感染予防など,特有に起こりやすい症状や生活障害を自身でコントロールしつつ生活することが必要であり,家族もまたそのような本入の状態を理解しながら生活を工夫する必要がある.ここでは治療を受けながら,セルフコントロールしつつ人間らしい生活の意欲を高める援助について考えたい.
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