特集 公衆衛生の新しい展開と団体活動
小樽市医師会
小樽市医師会広報部
pp.314-316
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207681
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■小樽市の沿革と概要
小樽市は,北海道開拓の歴史のなかで海運・鉄道輸送の先駆的な拠点として開かれ,海陸流通の要として北海道の発展に大きく貢献しつつ,北海道を代表する経済都市として繁栄した.その後,鉄道網の発展や内陸都市の興隆,さらに戦後の著しい経済・社会情勢の変化により,市勢の停滞を余儀なくされた.
このような時代の変遷のなかにあって,先人の進取の気性と不屈の精神を受け継いだ市民は,その英知と努力により営々として生きがいと誇りを持てる郷土小樽を築きあげ,新日本海時代を迎え関西,中京,関越と小樽を結ぶ大型フェリーの就航などの産業開発,そして歴史と伝統の情感あふれる古い街並み観光など,明日の小樽を目指し,住みよい人情あふれる街として静かに発展している,人口約17万人の中都市である.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.