特集 救急医療システム
救急医療システムの現況—救急医療情報システムを中心に
青山 松次
1,2,3
Matsuji AOYAMA
1,2,3
1医療法人共栄会鳥海病院
2日本病院会
3神奈川県病院協会
pp.757-762
発行日 1987年11月15日
Published Date 1987/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207568
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■はじめに
昭和42年より,神奈川県医師会と同病院協会は協力して地域医療活動1,2)を開始し,昭和43年度には,救急医療について県知事の諮問を受け,調査活動を行い,年末には答申するとともに3),横須賀市医師会が電話コントロールを主にして,臨時休日急患診療所の実験を開始した4).その後休日急患診療所は,本県における地域医療開発の拠点として進められ,現在ではほとんどすべての郡市医師会の近代化につながっている.
電話コントロール方式は,その後鎌倉市医師会の努力により,わが国で初めてのコンピュータによる救急医療情報システムとして昭和49年に完成を見た4,5).
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