特集 老人保健法—4年が経過して
老人保健法施行4年の実態
柳川 洋
1
,
坂田 清美
1
Hiroshi YANAGAWA
1
,
Kiyomi SAKATA
1
1自治医科大学公衆衛生学教室
pp.119-124
発行日 1987年2月15日
Published Date 1987/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207423
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■はじめに
老人保健法が施行されて以来4年が経過した.本法の特徴は疾病の予防,治療,リハビリテーションを一体化し,市町村を実施主体としたことである.
高血圧,脳卒中,がんなどの慢性の経過をたどる成人病対策の理想的な姿は,できるだけ住民と密着した形でサービスが提供され,疾病自然史の全過程が一つの連続した流れとして,とらえられることである.その意味からも老人保健法の意義は大きい.
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