特集 結核対策の動向
結核のリハビリテーション—臨床的推移と呼吸管理
杉田 博宣
1
Hironobu SUGITA
1
1結核予防会結核研究所附属病院
pp.577-583
発行日 1984年8月15日
Published Date 1984/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206909
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■はじめに
結核は治る時代だが発見の遅れや,陳旧性肺結核症にもとづく呼吸不全のために心肺機能が低下し,社会生活がいちじるしく制約されている患者も少なくない.そのため病態の把握およびリハビリテーションを含む治療対策は結核診療上重要な課題の一つである.結核研究所附属病院における結核にもとづく呼吸不全患者の発病要因,病態,経過および予後について検討し,急性から慢性にいたる呼吸管理について報告する.
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