研究
富山県における川崎病流行に関する研究
神谷 哲
1
,
引間 昭夫
1
,
寺西 秀豊
2
,
五十嵐 隆夫
3
,
加須屋 実
2
Tetsu KAMITANI
1
,
Akio HIKIMA
1
,
Hidetoyo TERANISHI
2
,
Takao IKARASHI
3
,
Minoru KASUYA
2
1富山医科薬科大学医学部
2富山医科薬科大学医学部公衆衛生学教室
3富山医科薬科大学医学部小児科学教室
pp.377-381
発行日 1984年5月15日
Published Date 1984/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206869
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■はじめに
川崎病(MCLS:Mucocutaneous Lymph Node Syndrome)は昭和42年,川崎により新しい疾患単位として報告されて以来,病因不明のまま年々増加し,昭和54年に大流行した.その後,一時下火になるように思われたが,昭和57年には再び大流行をみるに至っている.
富山県においても,昭和57年4月から5月にかけて大流行をみたが,県単位,市単位でみた詳細な疫学調査は報告されていない.そこで今回,私たちは富山県における本症の地域レベルの実態を把握する目的で,疫学調査を試みた.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.