日本列島
第28回東海公衆衛生学会—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県地域保健課
pp.619
発行日 1982年9月15日
Published Date 1982/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206583
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昭和57年度の東海公衆衛生学会(会長岐大公衆衛生吉川教授)が6月岐阜市で開催された.文字通り日本公衆衛生学会の東海版であり,愛知,静岡,三重,岐阜4県下の大学関係者,保健所等行政関係者が参加しているが,全国学会とは一応独立した形で運営されている.今回は約400名近い参加者があり,一般演題も65題と例年より相当多く分科会も4会場とし,ようやく消化する状況であった.
一般演題の口演者を所属別にみると,大学24,衛生研究所・公害研究所等19,保健所および市町村14,その他8で,大学および衛生研究所が中心とはなっているが,今学会では保健所等行政関係者の演題も多く活気のあるものとなった.所属別の演題をみると,保健所等行政関係者には現場での具体的活動を通じての内容が中心となり,衛生研究所等では疫学調査や検査に関するものが,また,大学関係者に健康障害やその対策についての基本的な検討等がそれぞれ中心となっており,公衆衛生活動に従事している参加者にとり有意義な演題であった.
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