日本列島
山都での民族衛生学会開催—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県衛生環境部
pp.181
発行日 1988年3月15日
Published Date 1988/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207645
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飛騨の紅葉も盛りを過ぎた昭和62年11月,高山市において第52回日本民族衛生学会が開催された.会員数が少ない(参加会員約150名)とはいえ,全国から専門学者の集まる学会は高山市においては初めてであり,研修を兼ねて当日会員として参加した地元の保健所や医療機関の職員や看護学生等にとって感銘深い学会であった.
本学会は,医療機関従事者や全国各大学の保健衛生分野の研究者が参加しており,衛生学会や公衆衛生学会とはやや趣きを異にしたものである.他学会に比べ臨床医学分野や人文系分野等,幅広い分野からの参加者があり,疫学関連をはじめ,食生活,老人医療,精神保健,環境保健等約80題の一般口演の他,四つの講演と一つのシンポジウム,2テーマについての学術サロンが2日間にわたって開催された.
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