研究
隆起する死亡率青年の山
大久保 正一
1
,
久保 喜子
1
,
米谷 祐子
1
Masakazu OHKUBO
1
,
Yoshiko KUBO
1
,
Yuhko YONETANI
1
1日本大学医学部病院管理学教室
pp.126-136
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206480
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最近の年齢別死亡率曲線を半対数紙上に描くと乳児と老人に高く少年期に低いV字型を示している.さらにこの間青少年期に小さい山がみえ,なお壮年期にも,それより低いなだらかな山が築かれていることに気付く.
この青少年期の小さい山(以下青年の山と略称)は,昔ははなはだ高く,結核によるものであった.したがって結核がなくなれば,この山は消減するもの,しかもこれは日本に特有であって結核の少ないアメリカには存在しないと思われていた.
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