調査報告
島根県八束町における不明肝疾患の実態について(第4報)—肝炎登録による検討
関 龍太郎
1
,
小谷 勉
2
,
新田 則之
2
,
矢崎 誠一
3
Ryotaro SEKI
1
,
Tsutomu KOTANI
2
,
Noriyuki NITTA
2
,
Seiichi YAZAKI
3
1島根県公衆衛生課
2島根県松江保健所
3鳥取大学医学部医動物学教室
pp.137-141
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206481
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肝炎に関する研究は多くの研究者によってしだいに明らかになりつつある.とくにウイルス性肝炎に関する研究は著しい1〜5).1965年にBlumbergらによりHBs抗原が発見されて以来,15年のうちに数多くの実態が明らかになった.B型肝炎ウイルス,ついでA型肝炎ウイルスも発見されている.
一方,肝炎ウイルスのなかにA型でもB型でもない,いわゆる非A・非B型の存在がいわれ,少なくとも2種類以上のウィルスが存在しているといわれている.
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