日本列島
環境管理計画に基づく公害行政の推進—宮城県
土屋 真
1
1宮城県大崎保健所
pp.606
発行日 1981年8月15日
Published Date 1981/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206360
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当県ではさる昭和51年に,開発行為の実施に先だち環境への影響を予測評定し,公害及び自然破壊のない地域開発をめざす「環境影響評価指導要綱(環境assessment要綱)」が施行されている
このたび宮城県の環境行政を総合的計画的に推進し,快適でうるおいのある環境確保をはかる基本指針として,「宮城県環境管理計画(ABC計画ともいう)」が策定,施行された.AはAmenity(快適さ),BはBlue(青い空や海・緑の山),CはClean(清らかな水の流れ・さわやかな大気・静穏なたたずまい)を意味する.関係者の苦労がにじみ出ている次元の高い計画であり,技術的にも,環境影響評価に際し1つの指針となるものである.また環境との調和を見出し,望ましい環境を創造するための先導的役割を果たそうとする計画とのことである.
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