特集 悪性新生物の疫学
泌尿器癌の動向
渡辺 泱
1
,
三品 輝男
1
,
中尾 昌宏
1
Hiroki WATANABE
1
,
Teruo MISHINA
1
,
Masahiro NAKAO
1
1京都府立医科大学泌尿器科学教室
pp.559-564
発行日 1981年7月15日
Published Date 1981/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206349
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■はじめに
悪性新生物による死亡者中に泌尿器癌が占める率は,男子においては1965年が3.6%,1978年が4.8%,女子においては1965年が1.5%,1978年が1.8%と,いずれも増加の傾向にある1)(表1).
そこで,泌尿器癌のうち,膀胱癌,前立腺癌,腎癌,睾丸癌および陰茎癌について,それぞれの発症傾向を疫学的観点から明らかにし,問題点を指摘しようと思う.
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