大学とフィールド
個別的課題から普遍的課題への修練—〈熊本大学医学部公衆衛生学教室〉
二塚 信
1
1熊本大学公衆衛生学
pp.722-723
発行日 1980年10月15日
Published Date 1980/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206180
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●はじめに
公衆衛生学が《生活の科学》であり,生活の場の観察を通して課題を発見するに際して,生活の場としてのフィールドは,われわれにとって単なる研究の対象あるいは材料としての意味をこえた意義を持っている.特に地方に位置する大学には,昨今はやりの地域主義を持ち出すまでもなく,地域としてのフィールドの持つ意味は大きい.
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