特集 "国民健康づくり"を考える
食生活と身体の退化—歯科臨床を通しての健康作りのために
片山 恒夫
1,2,3
1(豊中市岡町)歯科
2歯周病学会
3口腔衛生学会
pp.536-540
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205897
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■はじめに
私たちは健康でいるときは,病気のこと,病人のことなどをほとんど考えない.病気になると,ある日突然に病気に取り憑かれたと思い,健康のありがたさを感じる.幸いに回復すれば,喉元すぎれば何とやらで,苦痛も悩みもやがて忘れ,同時に健康のありがたさも感じなくなってしまう.そうして,それが繰り返された時には,不治の大病を患う.
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