特集 小児喘息対策
病院における喘息児の生活指導
岡崎 禮治
1
1(熊本県)竜ケ岳町立天草病院
pp.332-337
発行日 1979年5月15日
Published Date 1979/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205839
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■はじめに
喘息という病気の特徴は第一に,その発作が可逆性を持っていることであり,いかなる重症者といえども非発作状態が存在することである.第二に,空間的には家族ぐるみ,時間的には患者の生涯に関する疾患であることである.
したがって,病因の究明にもその除去にも,包括的かつ長期的な取り組みがなされねばならない.ここに喘息児に対する長期入院療法,集団鍛練療法の意義が存在する.
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