特集 新しいヘルス・ボランティア
国際的にみたボランティア活動の動向
柴田 善守
1
1大阪市大・社会福祉
pp.363-368
発行日 1978年6月15日
Published Date 1978/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205617
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はじめに
ボランティア(volunteer)ということばがいつ日本に入ってきたかは明確にはわからないが,大正後半には,一部の社会福祉の専門家や社会福祉に自発的に奉仕している学生にこれが使用されていたにとは事実である.このころの新しい社会福祉はセツルメント事業であり,この事業に参加している人たちが自らボランティアと称していたようである.
第2次大戦後,各地でボランティア活動がみられるようになったが,ボランティアということばが一般化し,日本語のなかに定着するのは,昭和40年代後半のにとである.しかし,ボランティアということばの意味は各人各様であり,いまこそこのことばのもつ意味を明確にしなければならない.
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