特集 地域の健康管理
住民サイドに立った保健婦活動を目指して—友人との対話から
関口 美代子
1
1習志野市役所民生部保健課
pp.395-397
発行日 1976年6月15日
Published Date 1976/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205200
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社会教育を担当している夫と議論をかわすことがある.夫はいう.「保健行政はおかしいよ.県も市もまるでめちゃくちゃじゃないか.例えば県は施設をつくる,人を教育する,市は住民と接して第一線活動をする,そんな区別がまるでないじゃないか.」この言葉に私はまるで弱い.なぜって本当にそう思うからである.
このことは,私が保健婦になった昭和32年も,19年目の今も全く同じなのに驚きあきれ,そして恥ずかしいと思う.
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