研究
名古屋市における大気汚染と愁訴率の関係
青山 光子
1
,
六鹿 鶴雄
1
1名古屋市立大学医学部衛生学教室
pp.173-177
発行日 1975年3月15日
Published Date 1975/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204976
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緒言
大気汚染が小児あるいは住民の健康に及ぼす影響については数多くの研究1)〜14)がみられるが,名古屋市においては大気汚染が児童生徒に与える影響についてまだ詳細な調査研究が行なわれていない.そこでわれわれは名古屋市内に在住する小中学校児童生徒の大気汚染ならびに体の調子に関するアンケート調査を行ない,その実態を明らかにし,他方,汚染地区,非汚染地区の児童父兄を対象に,大気汚染ならびにかぜ愁訴率,かぜの治癒期間などの推移とSO2濃度の推移との関係を観察し,もって大気汚染と愁訴率の関係を明らかにしようとして本調査研究を行なった.
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