日本列島
沖縄県のらい病事情
伊波 茂雄
pp.119
発行日 1975年2月15日
Published Date 1975/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204963
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沖縄県におけるらい患者新発生数は昭和43年には144人,昭和44年97人,昭和45年84人,昭和46年87人,昭和47年70人,昭和48年56人となっており,昭和49年は10月末現在で67人の新患が発見されている.昭和47年で全国新発生と比較してみると,発生総数115人の60.9%を占め,しかも他都道府県で発見された45人のうち5人は本県出身者であり,全国で最も高い感染地となっている.人口10万対で罹患率をみると沖縄県7.28人に対し,全国平均0.11人となり,約70倍となっている.
昭和49年10月末現在新患届出数67人のうち男42,女25,年齢別では0〜14歳が7,15歳以上が60となっている.病型でみると,L型19,T型42,B5,I1と,L型が28.4%を占めている.L型は昭和47年の33.9%,昭和46年の32.8%よりは少くなっている.
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