講座
社会福祉論—第2回 社会がきめた規格からはずされる人間の取り扱い(その2)
深沢 道子
,
阪上 裕子
1
1公衆衛生行政学部
pp.619-622
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204356
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前稿で,障害者が疎外され,一般生活での生活者として無視されがちな「現実」について述べたが,本稿ではその「現実」の背後にある社会的,心理的な原因について考えてみたい.ただ単に自分達の税金を少数者のために使われたくない,とか,それでなくても苛酷な生存競争の場に,障害者に割り込んで来られたくない,などという利害関係によってのみ「疎外」が行なわれているのではないことは確かである.
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