ニュースの焦点
買血廃止と今後の問題
村松 博雄
pp.182-183
発行日 1967年3月15日
Published Date 1967/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203433
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"ガソリン一滴,血の一滴"という言葉が第二次大戦中,わが国で標語として使われたことがある。当時としてはガソリンを極度に節約しなければなならなかった情勢にあった。ガソリンの一滴は血の一滴ほども貴重なものである,というイメージを国民に印象づける必要があったからである。
それから4半世紀たつ昨今,再び"ガソリン一滴,血の一滴"という標語が使われかねない状況が迫っている。「ガソリンを大切にしろ」という意味で使われるのではむろんない。
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