厚生だより
新しい性病予防対策,他
Y
pp.466-469
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203330
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近時世界各国において性病の増加が報告されている。1964年のWHOの報告によると,梅毒は72.4%,りん病は47.7%の国または地域において患者の増加が認められるといわれる。
わが国においても,昭和40年6月に開催された日本皮膚科学会総会で若年層における早期顕症梅毒の増加が議論され,厚生省に対して性病対策の新しい展開が要望された。その後,昭和40年7月に売春対策審議会(会長菅原通済)に「性病予防対策に対する意見」がもとめられ,11月29日に審議会の答申がおこなわれた。
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