モニターレポート
タダの牛乳いりませんかネエ
M・K
pp.252
発行日 1966年5月15日
Published Date 1966/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203238
- 有料閲覧
- 文献概要
生活保護世帯や低所得世帯の妊産婦と乳児の健康増進をはかるための"牛乳無償支給制度"は,社会開発の一つとして昨年秋から実施されている。ところがさっぱり牛乳の飲み手が現われず,愛知県ではPRにけんめい,一月末現在の調べでは,名古屋市を除く県下91町村のうち該当の妊産婦,乳児を届け出たのはたった27市町村。支給人員もA階層(生活保護世帯)の妊産婦,乳児は約50人。B階層(市町村民税非課税世帯)は24〜5人どまり。
飲み手が現われないのは「たかが牛乳1本」と世間ていをはばかって申し出を遠慮したり,牛乳など飲みたくないというケースもある。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.