特集 公害
中小工場よりの煤煙及び塵埃防止対策
小林 陽太郎
1
1国立公衆衛生院建築衛生学部
pp.737-741
発行日 1959年12月15日
Published Date 1959/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202218
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大気汚染問題の対策として,発生源をつきとめて,その発生量を少なくすることは,根本的に重要な工学的問題である。発生源としては,重工業地帯としての地域的な問題,発電所等の大規模な発生源と高い煙突から出る煙,ダスト等の防止対策等は重要ではあるが,ここでは触れず,中小工場のボイラを発生源とする大気汚染に対する防止方法の一端を紹介する。
ボイラより発生する,煙,シンダ,フライアツシュ等が煙突より外部に出るのを,出来るだけ防止することが,対策の目的である。
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