原著
煤塵による京浜工業地帯の大気汚染(第3報)—デポジットゲージによる降下煤塵量測定の再現性
氷見 康二
1
,
田中 克
1
,
尾崎 良雄
1
1神奈川県工業試験所
pp.647-653
発行日 1959年10月15日
Published Date 1959/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202201
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I.緒言
工業地帯の大気汚染状況を調査する場合,降下煤塵量の測定はその測定計器が比較的簡単でかつ人手を余り必要としないで,長期にわたつての汚染状況の大略を把握出来るところから古くから実施されており,現在においても主要な調査項目の1つにあげられている。
しかしながらこの測定を実施するに当つては種々の煤塵受器がまちまちに用いられており,これらの測定値を評価する場合その再現性,捕集率等多くの問題が存在していると思われる。
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