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衞生教育を中心とした学校と保健所との関係について
石川 武彦
1
,
永元 嘉之
2
1長崎県武生氷保健所
2長崎県武生氷保健所衞生教育係
pp.62-63
発行日 1954年10月15日
Published Date 1954/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201474
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世界の如何なる文明国に於ても人の生命をまもるために又より衞生的な住みよい生活環境をつくりあげるために最も大きな努力が払われていない国はない。これら公衆衞生の向上と原動力は実に一部の学者の養成及び成人の再教育に俟つことよりも近き将来社会人として世に出る凡ての兒童生徒に対して公衆衞生の何たるかを最もわかり易くがつちりとその教育機関を通じて植えつけることでそのためには学校に於る最も効果的な衞生教育が行われなくては健全な公衆衞生の発展は望み得ないことを痛感し当保健所は昭和24年以降保健所と学校という普遍的な関係に於て学校保健の向上を図るため衞生教育を主とする諸種の具体策を樹て今日迄実施して来たのであるがこの間にあつて当所の辿り来た跡をここに記し諸氏の御批判を仰ぎたいと思う。
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