研究報告
大阪市内某工場地帶に於ける結核患者自宅療養の実態
相沢 龍
1
,
今井 安子
1
,
鈴木 歌
1
,
中元寺 典子
1
,
田中 美知子
1
,
寺西 敦子
1
,
村上 恭子
1
,
平尾 惠美子
1
,
藤井 佳子
1
1大阪女子医科大学衞生学教室
pp.56-58
発行日 1953年12月15日
Published Date 1953/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201298
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昭和26年度結核死亡数は遂に9万台となり,結核死亡率は11.1で明治以来の最低値を示し,死因順位も又待望久しかつた第2位が実現して我国の結核対策の将来は極めて明るいかの如く見える。併し飜つて各種の社会的条件を考える時,患者の療養生活には楽観を許さないものが多い。所が従来この方面の調査は必ずしも満足す可き状態ではない。それ故に余等は昭和27年8月大阪市内某工場地帯の自宅療養患者の実態を調査した。
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