特集 結核問題の焦点
座談会
ツベルクリン反応の再檢討—昭和28年10月2日
淺野 秀二
1
,
染谷 四郞
2
,
千葉 保之
3
,
室橋 豊穗
4
,
豊川 行平
5
1國立東京第一病院小児科
2國立公衆衞生院衞生微生物学部
3東京鉄道管理局保健管理所
4國立予防衛生研究所
5東京大学
pp.34-50
発行日 1953年12月15日
Published Date 1953/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201295
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染谷 今晩はツベルクリン反応に関する全般的な問題について話をしようということですから,まず第一にツベルクリン反応の結核感染の診断上の意義について,次にこの反応に用いますツベルクリンそのものの問題,諸外国ではどういうツベルクリンを使つているか。P.P.Dはどうか,それから第3にツベルクリンの判定基準というような問題。それに続いて更に現在我々が行なつている2000倍ツベルクリンの外により濃厚なものを用いる必要があるかどうか,或は最近進藤博士の報告のようにもつと弱い稀釈度のツベルクリンを使う必要があるのかどうかというようなこと。第4にツベルクリン反応の出方に変化を与える原因としての反覆注射の問題,最後にBCG陽転と自然陽転の鑑別,こういうふうな問題で一応皆さんにデイスカツシヨンしていただきたいと思います。
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