研究報告
学童の食事調査—食品の嗜好状況について
東 義夫
1
1大阪大学医学部衞生学教室
pp.34-36
発行日 1953年10月15日
Published Date 1953/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201275
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1.緒言
戦後窮迫せる食糧事情から漸次改善され,今や栄養問題は量から質へと移行しつつある。最近の食事調査に関しては厚生省,及び各府県に於て実施されている。現在小学校に於ては全国的に給食が実施されていて,その目的として栄養の補給,食事に関する道徳心の養成,好き嫌らいの絶滅等があげられている。
堺市健康教育研究所嘱託の関係から堺市の小学校児童6年生約2000名について好き嫌らいの実態を調査したのでここに報告する。
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