研究報告
作業環境の結核發病及び結核患者に及ぼす影響に關する研究—第1報 職場内における結核患者及び結核發病者の分布について
庄中 健吉
1
,
重松 逸造
2
,
林 治
2
1日本鋼管鶴見病院豫防課
2國立公衆衞生院疫學部衞生微生物學部
pp.41-43
発行日 1952年1月15日
Published Date 1952/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200989
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結核患者の職場轉換の基準を研究する目的で,われわれは現在工場從業員を對象として,作業環境及び作業内容が結核の發病及び進展に及ぼす影響を追求觀察しているが,こゝではその基礎調査の一つとして行つた工場從業員に對する結核檢診成續から,2,3の分析を試みた結果について觀告する。
對象:横濱市内にある某造船工場從業員2,943名,某製鐵工場從業員4,117名,計7,060名である。女子は少數(計約400名)のため,こゝでは性別にわけた觀察は行つていない。
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