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骨關節結核を併發せる腎結核の統計的觀察
森 學隆
1
1京都大學醫學部泌尿器科教室
pp.285-290
発行日 1953年5月1日
Published Date 1953/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200967
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腎結核及び骨關節結核は夫々泌尿器科及び整形外科に於ける最も重要な疾患であり,本邦の臨床統計によると腎結核患者は泌尿器科患者の4〜12%,骨關節結核患者は整形外科外來患者の4.8〜15.28%を占めている。而して両疾患は何れも結核性疾患であるから,相互の間に何等かの關聯性のある事が當然考えられる。而し,その關係について論じている文献は非常に少い。
私は京大泌尿器科に於ける大正元年から昭和25年に到る39年間の統計を基として,両疾患がどのような關係にあるかを観察する事が出來たので,その結果を報告する。
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