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世界的問題としての醫學—Morris Fishbein, C. I. E 提供
Medicine As A World Problem
K. H. 生
pp.118-119
発行日 1948年12月25日
Published Date 1948/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200393
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世界衞生機關(W. H. O.)憲章を承認した國際連合國家は澤山ある。米國も之れに參加した。最初のW. H. O. 會議は6月Genevaで開催された。本會議では同會議基礎的決定事項のいくつかを實施に移つす能力ある委員を選定した。本日までの所本會議ではマラリア,結核,花柳病,母子に重點をおき,アルコール中毒,慣習性藥物管理,インフルエンザ,看護,榮養,農村衞生,住血吸蟲病等も考慮される豫定である。又既往各種の衛生機關よりW. H. O. は生物製剤の檢定,萬國藥局法,流行病學,衞生統計,學名等の規定に關する事項を受けついだ。
W. H. O. の指導者は醫學,保健に關する圖書の發行,醫學知識の普遍の重要性を認むるに至つた。本目的の爲めにW. H. O及び國際連合に於ても醫學分野に於ける國際組織の可能性を檢討している。一般科學の場合には純粋科學の國際組織たる科學連合國際委員會がある。醫學分野には從來恒久的會議もなく相互の連絡もなかつた。そこでW. H. Oでは醫學國際委員會の設立を計劃した。これは1948年1月開催された會議で國際連合竝にW. H. Oで決定され,1947年9月巴里で世界醫學協會が設立されその實行委員曾がNew Yorkで實施された。
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