特集 第1囘公衆衞生學會研究發表
第2日目
研究發表
73)昭和22年9月水害の救護對策
山口 謹人
1
1埼玉縣衞生課
pp.59
発行日 1947年12月25日
Published Date 1947/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200238
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昭和22年の大水害は,縣下316市町村の内228市町村に及び,被害人口42166名,死者86名,行方不明10名,其の損害百億圓に及び此の救護對策として救護班の派遣10月15日迄にて447班其の救護患者8309名,腸チフス豫防注射人員609743名となつている。
救護班にて下痢患者診療の際は直ちに隔離し,サルフアダイアジン又はサルフアチアゾールを服用せしめ,赤痢の發生を防止した。救護班の活動は9月一杯として其の後は防疫班の活動となつた。
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