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「サルモネラ」の近業紹介
早川 淸
pp.247-254
発行日 1946年12月25日
Published Date 1946/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200087
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サルモネラ菌簇の分類型式即ちThe Kauffmann-White Schema或はDiagnostic Antigenic Formulaeの公式的な最近發表は,1939年H. Schütze(London)を議長とするSalmonella SubcommiteeがNewYorkに開催せられ,P. R. Edwards(Kentucky, U. S. A.),E. Hormaeche(Montevideo),F. Kauffmann(Copenhagen),W. M. Scott(London),M. Tesdal(Oslo),P. Bruce White(London)R. St. John-Brooks(London)等の各委員により審議發表せられたのを最後とする。其の後續々各國に於て新Solmonella菌型が發見せられたが,何れも國際的分類型式として取り入れられる機會がなかつた。其の一部は日本に於て,傳研小島・八田兩氏により昭和18年9月「診斷と治療」第30巻第9號誌上,食物中毒菌に就て(サルモネラ最近の研究紹介)として報告せられた。以上の不足の分及戰時中の發見に係る分は全く不明であつた。
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