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最近のサルモネラ
相楽 裕子
1
1東京都立豊島病院感染症科
pp.358-359
発行日 1992年4月1日
Published Date 1992/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901016
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腸管感染症では食品や水を介する食中毒,国外感染,院内感染を含む施設内での発生および易感染性宿主の感染が問題であるといわれる1).
その中でも,サルモネラは人獣共通感染症起因菌であるためヒトへの感染を防ぐのが難しく,食中毒の原因菌としても頻度が高い.また,一度感染すると容易には除菌されず,ヒトによっては重い感染症を引き起こすなど,腸管感染症領域の懸案のテーマであるといえる.
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