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何度か本稿でもご紹介した,多職種産業保健スタッフの研究会であるさんぽ会(http://sanpokai.umin.jp/)は,今年設立20周年を迎えました.もともと私が大学院時代にお世話になった武藤孝司先生(現獨協医科大学教授)が,93年に順天堂大学医学部公衆衛生学教室内の研究会として立ち上げ,2000年からは月例会の会場を保健同人社へ変更し,私が事務局をお引き受けして継続してきました.現在では30名弱の幹事が,年2回の幹事会で月例会や夏季セミナーのテーマを決定し,月例会のコーディネーターとして,その時々の産業保健課題にフォーカスして議論を行っています.月例会には,毎月70~100名程度の医師,保健師,栄養士,運動指導士,人事労務や健保組合のスタッフ,アウトソーシング先の医療機関や保健指導機関の方,また多くの大学から職域の健康に関心のある学生も参加するようになりました.
そんな中,名古屋・東海地区でも,産業保健について多職種で本音で議論し合える場がほしいという機運が高まってきました.まず平成24(2012)年9月に,関東での研究会の運営方法や状況,課題について,お話をさせていただきました(http://www.medical-tt.co.jp/seminar/h240927.html).その後,世話人の方々が中心となり,東海地区での研究会立ち上げについて準備を進めてこられました.そしてついに,4月11日,東海(名古屋)地区での多職種産業保健スタッフの情報交換,議論,研究を目的として,「さんぽ会・東海」が立ち上がりました!AKB...SKEではありませんが,身近な地区に多職種の議論の場が広がることは,とても嬉しく素晴らしいことと思います.
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