連載 地域づくりのためのメンタルヘルス講座・12【最終回】
公衆衛生の精神保健,精神保健医療のこれから―本連載をもとに
竹島 正
1
1国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター
pp.237-241
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102372
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はじめに
メンタルヘルスの問題は,ひきこもり,自殺関連行動,虐待,暴力,アルコールや薬物の乱用,ホームレス状態など,一見すると合理的ではない行動として,私たちの前に表れる.本シリーズは,深刻なメンタルヘルスの問題を抱えながら,既存のサービスにうまくアクセスできない人たちがあることに目を向け,2011年4月号(本誌75巻4号)から1年間連載してきた.その最終回として,本稿では公衆衛生の精神保健,そして精神保健医療のこれからに役立てることを目的として,この連載で取り上げたことを企画者の視点から要約・紹介し,考察を行う.
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