特別寄稿 複合災害の被災地における保健師活動・3
全住民が“災害弱者”―試される“専門性”―福島被災地に同行して,保健師の活動をどう見たか
荘田 智彦
pp.873-876
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102263
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今回,「保健師ボランティアチーム」で現地の公衆衛生事情の把握の役を担ったのは私と,関西大学公衆衛生学教授の高鳥毛敏雄氏,元毎日新聞編集委員横田一氏の3人だった.保健師たちは,直接,管内保健師の応援〈避難所および在宅被災者等への健康支援活動〉に参加するが,私たち男性陣はその間精力的に被災状況の把握のために,避難所訪問,住民からの聞き取り,県庁,管内保健所,市役所,保健センター,病院関係者などから,行政の動きや公衆衛生,地域医療がどうなっているか,飯館村などでも取材,互いの情報を共有しながら活動することにした.
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