特集 地域精神保健・医療の今日的課題
成年後見制度の現状と課題
遠藤 英俊
1
,
洪 英在
1
,
佐竹 昭介
1
,
三浦 久幸
1
,
来島 修志
2
1国立長寿医療センター包括診療部・高齢総合科
2日本福祉大学高浜専門学校作業療法学科
pp.438-441
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101575
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成年後見制度は民法を基本としており,認知症,知的障害,精神障害などの理由で判断能力が不十分な人が,財産を管理するのが難しい場合や,いろいろな契約を結ぶ際に悪徳商法などの被害に遭わないために,保護・支援する制度である.判断能力が不十分であるために法律行為における意思決定が困難な人の判断能力を補い,本人に代わって法的に権限が与えられた代理人(成年後見人など)が,その人の生命,身体,事由,財産などの権利を擁護することを目指している.
本稿ではその現状と課題についてまとめる.
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