特集 地域精神保健・医療の今日的課題
扉
pp.399
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101566
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平成16年9月に厚生労働省が策定した「精神保健医療福祉の改革ビジョン」において,「入院医療中心から地域生活中心へ」という国の基本理念が示されました.国は,精神病床の機能分化,国民理解の深化や精神障害者の地域生活支援策の強化により,受入条件が整えば退院可能な精神障害者について,10年間で地域生活への移行をめざすとしました.
平成17年10月には障害者自立支援法が成立し,平成18年10月1日に全面施行されたことにより,障害種別にかかわらずサービスを利用する仕組みが一元化され,精神障害者福祉の基盤整備を進める制度的枠組みが作られました.その後,社会保障審議会障害者部会での検討を経て,本年には3年目の見直しが予定されています.
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