特別記事 地域在宅ケアを考える・1[インタビュー]
ホスピスケアを地域で,誰にでも―東京・ケアタウン小平の現場から
山崎 章郎
1,2
,
三井 ひろみ
1NPO法人コミュニティケアリンク東京
2聖ヨハネホスピスケア研究所
pp.132-137
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101257
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すべての人にとって,絶対に避けられないのは死.理想的な死の迎え方は,住み慣れた場で親しい人に見守られて,穏やかな最期を過ごすことだと思えます.家で死にたいと希望する人は56%,しかしいま,日本では病院での死が80%を超え,自宅で最期を迎えられる人は13%に過ぎないと言います.希望と現実がこんなにも離れている社会は本当に豊かなのでしょうか?
今回から数回にわたって,実際に地域で終末期医療,在宅ケアに取り組まれている医療者3人(山崎章郎氏,岡部健氏,網野皓之氏)にお話を伺い,地域の中に看取りを支える体制を構築するには何が必要なのかを検証し,今後の展望について考えます.第1回は山崎章郎氏.ホスピスケアからコミュニティケアへの実践についてお話を伺います.
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