特集 新医師臨床研修―「地域保健・医療」研修の使命
大阪における研修体制
髙山 佳洋
1
,
岡澤 昭子
2,3
1大阪府健康福祉部地域保健福祉室
2大阪府泉佐野保健所
3大阪府保健所長会
pp.752-755
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101005
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大阪府では,公衆衛生医師の養成確保については,これまで特別な配慮のもとに研修体制が組まれてきた.このたびの医師臨床研修(地域保健・医療)についても,大阪府の保健所が参画することは,医師養成の社会的要請に応えること,地域医療(病院)との連携,公衆衛生医師の確保などの観点から重要であり,積極的に対応していく必要があると考えられた.しかしながら,研修の受け入れにあたっては,保健所のキャパシティやスタッフ等に限りがあるため,病院からの要請に応じながらも,可能な範囲でできる限りの対応を行うというスタンスで研修体制の検討が行われた.検討にあたっては,本庁が保健所長会と議論を重ねながら,全体の枠組みについて考え方を整理し,研修の内容は保健所長会がモデル案をとりまとめる方法で企画調整を進めた.
以下に,現時点における大阪における研修体制の考え方と,大阪府保健所長会がまとめた研修のモデル案を報告する.
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