活動レポート
大阪府豊能二次医療圏における地域リハビリテーション推進事業―病院間ネットワーク構築への取り組み
逢坂 悟郎
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1箕面市立病院(大阪府豊能二次医療圏 地域リハビリテーション広域支援センター)リハビリテーション科
pp.974-977
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100993
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平成12年度から地域リハビリテーション推進事業が全国的に展開されたが,当院は豊能二次医療圏において地域リハビリテーション広域支援センター(以下,広域支援センター)に指定され,当院リハビリテーション(以下,リハ)科はその中心的役割を果たすこととなった.われわれは当圏域内において,急性期および回復期を網羅する病院間ネットワークの構築に関して成果を上げることができたが,この間の経過を広域支援センターの立場から報告する.
地域リハビリテーション推進事業とは
高齢者や障害者の寝たきり予防には,脳卒中や骨折などの発症早期から急性期リハが開始され,それに続いて回復期リハが行われることが必要である.また,病状が安定すればその機能を維持向上させつつ,住み慣れた地域において生き生きとした生活を送るための維持期リハが重要となる(図1).
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