特集 メンタルヘルスの視点からみたCOVID-19感染の影響とその対応
メンタルヘルスケアシステムと感染症蔓延下における工夫
大阪府での取り組み
吉松 淳
1
,
光田 信明
2
YOSHIMATSU Jun
1
,
MITSUDA Nobuaki
2
1国立循環器病研究センター産婦人科
2大阪母子医療センター産婦人科
pp.859-862
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000205
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はじめに
大阪府で妊婦のCOVID-19感染者が初めて確認されたのは2020年4月であった。本稿執筆時点で2年が経過したことになる。この間,まずは感染した妊婦への適切な対応が模索されてきた。同時に感染者や感染予防に多くの医療資源が取られるなか,感染していない妊婦に対して診療の機会を棄損することなく,また,そのクオリティをコロナ禍以前と同様に維持するため,多くの努力がなされてきた。本稿では,大阪府でコロナ禍における妊婦に対してどのような対応がなされてきたかを振り返り,感染症蔓延下での診療の実際について述べる。
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